切断しない糖尿病性壊疽 ﾏｺﾞｯﾄｾﾗﾋﾟｰ
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ｳｲﾘｱﾑ・ﾊﾞｩｱ教授（ｼﾞｮﾝﾎﾌﾟｷﾝｽ大学整形外科）は戦地から帰って実際にﾏｺﾞｯﾄ治療を米国内で広めた最初の医師です。
その後、抗生物質と外科治療が進歩した1940年代に至るまで、ﾏｺﾞｯﾄ治療は何千という医療機関で実践され、良好な結果を得てきました。
しかし様々な抗生物質の誕生と普及、そして手術の発達によりﾏｺﾞｯﾄｾﾗﾋﾟｰも少しずつ衰退してゆきます。
1990年代になり、抗生物質の多用乱用により抗生物質抵抗性の感染性潰瘍が出現。
また糖尿病、動脈硬化症等の潰瘍の原因となる疾患が増加・重症化し、これらの難治性潰瘍の治療法として、ﾏｺﾞｯﾄ治療が再び脚光を浴びたのです。